最近話題のカーリース。
「月々一定額で利用できてお手軽!」
といったCMが流れているのを見かけることもありますよね。
ですが・・・。
- カーリースはローンより高い!
- リースを選んで失敗した…
という声もあるようです。
手軽なカーリースですが、特徴をおさえておかないと逆に高くついてしまったり、失敗したと感じてしまうこともあります。
カーリースを選んで失敗したと感じる人は、どんな理由でそう感じたのか、詳しく見ていきましょう。
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カーリースを選んで失敗したと感じた理由とは
カーリースを選んで失敗してしまった、と感じた理由は主に次の3つ。
注意ポイント
- リース料金とローンを比較した場合に高くついた
- 車がそのまま自分のものになる訳ではない
- 基本的に途中解約できない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.リース料金とローンを比較した場合に高くつく
リース料金とローンで新車購入した場合を比較したときに高くつく、ということがあります。
実際に次の条件で細かく費用を計算してみると、下の表のような結果になりました。
- ダイハツ・ミライース(B 2WD/軽自動車)
- 車両価格:842,400円(税込・メーカー希望小売価格)
- 契約期間(ローン返済期間):84回/7年
- 月間走行距離:〜1,000km
項目 | カーリース | 新車購入 |
---|---|---|
月々の支払額(リース料金・ローン) | 21,708円 | 15,633円 |
自動車税 | リース料金に含まれる | 10,800円 |
車検代 | リース料金に含まれる | 35,000円(2年分・70,000円÷2) |
オイル交換など整備代 | リース料金に含まれる | 約20,000円 |
年間の支払額 | 260,496円 | 253,396円 |
若干ではありますがカーリースの方が高くついてしまう計算になりました。
「1円でも節約したい!」と思っている人にとっては、カーリースよりもローンをおすすめします。
ただし、税金や車検の際にまとまったお金が必要になることは忘れないでくださいね。
カーリースは、税金や車検代を含めた金額が月額料金に含まれるので、生活費の見通しが立てやすいのが魅力。
カーリースとローン、それぞれにメリット・デメリットがあります。
比較した時にどちらがいいかは、それぞれのライフスタイルに合ったものを選ぶのが重要。
それぞれを比較してみて、自分の用途に合ったほうを選ぶ必要がありますよ。
2.車がそのまま自分のものになる訳ではない
カーリースは、基本的にリース期間が終了しても、車がそのまま自分のものになる訳ではありません。
リース終了時、基本的には借りた状態のまま車両の返却をしなければなりません。
つまり、リース当初に設定したオプション以外のものはつけられませんし、傷をつけたりしたら返却時に差額分が請求されることもあります。
そのため、「自分好みにカスタムしたい!」と思っている方には満足できない結果になってしまうことも。
ローンと同じ感覚でカーリースを選んでしまうと、自分のものにならず自由度が低いことに戸惑ってしまって「失敗した」と感じる方がいます。
車をいじって自分好みにカスタムしたいなら、中古車を買うのがおすすめ。
新車を買うよりも、中古車に自分好みのパーツで愛車を作り上げていくほうが安く上がりますし、自由度も高くて楽しいですよ。
逆に、車に関してあまり手をかけたくない方にとってはリースがおすすめです。
税金や車検は月額費用に含まれていますし、メンテナンスもリース会社におまかせできるので、ほとんど手をかける必要がありませんよ。
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3.基本的に途中解約できない
基本的にカーリースは途中解約できません。
できないというよりは、途中解約すると違約金を支払わなければならない場合がほとんど。
お得に車を利用する手段として選んだのに、途中解約でさらにお金を払ってしまうのでは本末転倒ですよね。
そういった面を見て、
「車を替えたいタイミングで替えられない!カーリースにして失敗だった!」
という声があがってしまうこともあります。
ですが、カーリースは3年〜7年の間で使用期間を設定できます。
乗り切れるだけの期間を設定しておけば、途中で解約することはなくなりますよね。
例えば、
- 単身赴任で決まった期間だけ乗り続けたい
- 子どものおむつが取れるまでの期間だけ大きい車に乗りたい
などの理由があって3年や5年という期間を決めて借りれば、途中解約することはまずないでしょう。
購入するよりも手間も負担も少なく済みますよね。
カーリースをおすすめできる人・できない人
「カーリースが高い!失敗した!」
という人の特徴を踏まえた上で、カーリースをおすすめできる人・できない人の特徴を見ていきましょう。
カーリースをおすすめできない人
- まとまったお金があり1円でも安く車に乗りたい
- 車を自分のものとしてカスタムしたい
- 好きな車に好きなタイミングで乗り換えたい
そもそも、まとまったお金があるなら、リースをするよりも一括で購入した方がお得です。
現金一括で購入すれば金利がかかりませんので、最もお得に車を手に入れられる手段です。
また、いわゆる「車好き」ならカーリースはおすすめできません。
自分で自分好みの車を作り、育てていきたいと考えているなら、中古車を購入して少しづつカスタムしていくことをおすすめします。
カーリースをおすすめできる人
- 月々安定した支払をしたい
- 車にあまり手間をかけたくない
- 生活にあわせて車を替えたい
細かく費用を見ていくと、ローンよりも若干高くついてしまうこともあるのは事実。
ですが、税金や車検といったまとまった費用も月額のリース料に含まれるため、生活設計が楽になります。
メンテナンスもプロに任せられるので、かかる手間はガソリンを詰めることとメンテナンスの際に車屋さんまで運転していくくらいのもの。
費用対効果を考えれば、リースの方が若干値段が高くても費用対効果の面でお得だと感じますね。
車に関するお金や手間をとにかく減らしたいと考えているのであれば、カーリースをおすすめできます。
おわりに
カーリースが高い!失敗だった!と言う人は、言い換えればカーリースがライフスタイルに合わなかったということ。
とにかく安く車に乗れると思っていたり、車好きだったりすれば、理想とのギャップがあってそう感じるのかもしれません。
カーリースもローンも、どちらもメリットがあればデメリットもあります。
それぞれを比較して、自分のライフスタイルに合った方を選択していきましょうね。