「頭金なしで月々1万円で新車に乗れる!」
というカーリースの広告をよく見かけますよね。
町中の車屋さんを見ても、同じようなのぼりがチラホラ。
リースは頭金なしでも乗れるのが魅力ですが、月々の支払額などに影響が出るんですよ。
その内容を詳しく見ていきましょう。
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リースなら頭金なしで車に乗れる
リースなら頭金なしで車に乗れます。
通常、車を購入する場合には最低でも、新車の登録に関わる諸経費分は頭金を支払う必要があるんです。
車種によって差はありますが、税金や手数料などで少なくとも20万円〜30万円程度は必要になりますよ。
その点、リースなら頭金なしで契約することができます。
というのも、リースは一度リース会社が購入したものを貸し出すサービス。
税金などの諸経費もリース会社が先に支払うため、払わなければならないものはすでにリース会社が払っているんです。
そのため、頭金が不要。
まとまったお金がない場合でも契約できるのは大きなメリットですね。
月額費用を抑えるために頭金を支払うこともできる
リースなら頭金なしで車に乗ることができます。
ですが、月々の費用を抑えるために、あえて頭金を支払うこともできるんですよ。
次の条件で試算してみると、以下のようになります。
- 総支払額100万円(利子等含む)
- リース期間5年(60ヶ月)
はてな
- 頭金なしの場合|100万円÷60ヶ月=約16,667円/月
- 頭金20万円を支払った場合|(100万円-頭金20万円)÷60ヶ月=約13,333円/月
このように、頭金の有無で月額3,000円以上の差がでます。
リースはまとまったお金頭金がなくても車に乗れる商品ではあります。
ですが、もしもある程度まとまったお金が用意できるのであれば、頭金を支払ったほうが月々のコストを抑えられて、生活の見通しがより立てやすくなりますよ。
家庭のお財布事情にもよりますので、ライフスタイルにあった方法を選択してくださいね。
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頭金なしで月々1万円で新車に乗れるリースの注意点
「新車が頭金なしで月々1万円から乗れる!」
というキャッチコピーで溢れているカーリース業界。
実際に月々の支払額が1万円で乗ることは可能なのですが、メリットばかりの話ではありません。
この場合の注意点が2つあります。
注意ポイント
- ボーナス払いが必要
- 自動車の残価設定
詳しく見ていきましょう。
1.ボーナス払いが必要
頭金なしで月々1万円で車に乗るためには、ボーナス払いが必須。
次の条件の場合、月々1万円で乗るための金額を試算してみます。
- 頭金なし
- 総支払額100万円(利子等含む)
- リース期間5年(60ヶ月)
この条件で月額1万円に合わせようとすると・・・
はてな
- 月額費用|10,000円(60回)
- ボーナス月加算額|40,000円(年2回×5年=10回)
- (10,000円×60回)+(40,000円×10回)=総支払額1,000,000円
このような計算になります。
月々1万円と言われると、それ以上の支払いは無いように感じてしまいますが、実はボーナス払いが必須になっていたりします。
「新車が月々1万円!」とうたっているリース業者のチラシやサイトの支払いシミュレーションの欄にはボーナス加算額が書かれていますので、注意して見てみてください。
本当に新車を月々1万円でボーナス加算もなしで乗るためには、頭金を支払ってボーナス加算分を先に支払う必要がありますね。
2.自動車の残価設定
リース価格を決めるとき、リース期間経過後の時点での自動車の価格「残価」を設定します。
その残価を本体価格+諸経費の総額から差し引いた金額がリース料金になり、リース期間でひと月ごとに分割して支払う形になります。
つまり、リース価格を抑えるために残価を高く設定しすぎると、リース終了時点での残価が設定額よりも低くなってしまう場合があります。
差額分はリース業者が引き取る際に請求されてしまうため、リース終了時点で精算する際に予想以上に高い金額を支払わなくてはならない場合も・・・。
複数のリース業者から見積りを取る際は、単純にリース料金だけを見るのは危険。
残価がいくらに設定されているかも考える必要があるので、注意して見てくださいね。
おわりに
まとめると次のとおりです。
ポイント
- リースなら頭金なしでも車に乗れる
- 頭金なしの場合、月々またはボーナス月の支払額が増える
- 残価の設定価格には要注意
新車が月々1万円で安く乗るには、頭金かボーナス払いは必須ですね。
あのキャッチコピーだけを見ると、かなり安く新車に乗れるようなイメージを持ってしまいがち。
良く調べずに話を進めると、実際の見積書を見て愕然としてしまうかも・・・。
リースとはいえ、トータルでは大きな買い物になります。
良く調べて、自分に合った方法で車に乗りましょうね。