「新車に月々一万円で乗れる!」
こうしたキャッチコピーで展開されている格安カーリース。
最近、こういった広告をよく見かけますよね。
「いくらリースとはいえ月々一万円とは安すぎるんじゃない?」と思いませんか?
もちろん、安いということはそれなりの理由があるんです。
そこで今回は、格安カーリースの種類と、リース契約の際に気を付けておくことを紹介していきます。
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格安カーリースの種類と契約時に気を付けておくこと
格安カーリースにも「新車」か「中古車」かの違いがあります。
注意ポイント
- 格安新車カーリース
- 格安中古車カーリース
それぞれの内容と、選ぶ際の注意点を見ていきましょう。
1.格安新車カーリース
「月々一万円で新車に乗れる!」というテレビCMがかなり打ち出されているので、見覚えがある方も多いのでは?
新車のカーリースで月々一万円だとかなり安い、いや安すぎるくらいです。
そんな格安新車カーリースを行なっている会社は、次のようなところがあります。
などなど。
ですが、その内容には注意しておきましょう。
気をつけるべきポイントは、大きく分けて次の3つ。
注意ポイント
- ボーナス払いの有無
- 残価設定価格の妥当性
- リース契約期間
1.ボーナス払いの有無
月々一万円とはいうものの、新車リースではボーナス払いが発生するケースがあります。
基本的には一定額とはいえ、ボーナス時期にまとまった出費があると、リースのメリットが一つなくなってしまうようなもの。
「新車が月々一万円」という広告をみていざ契約しようと思ったら、ボーナス払いがあってがっかり・・・。
なんてことにならないように、事前に確認しておく必要がありますね。
2.残価設定価格の妥当性
また、残価設定の妥当性の確認も必要です。
リース料を設定する際、返却時の車両の見込み金額を「残価」として設定しています。
ですが、月々のリース料を安く設定するために、残価を高く見積もられている場合も。
残価が高く設定されていると、月々の支払額は安くなりますが、残価と返却時の査定額との差が開いてしまうことがあります。
そうなった場合、その差額分を請求されてしまうことがあるんです。
もちろん数年後のことなので、100%正しい金額なんて誰にもわかりません。
ですが、市場にある中古車の価格を確認して、異常に高く見積もられたりしていないかを確認しましょう。
3.リース契約期間
リース契約期間も確認が必要です。
月々一万円とうたわれている広告には、リース期間最長の9年(108回払い)のプランで掲載されていることがあります。
9年だと12ヶ月×9年=108回払いですが、3年だと12ヶ月×3年=36回払い。
残価設定額にもよるので一概には言えませんが、支払回数が多くなれば、一回あたりの支払金額は安くなりますよね。
これだけの支払回数の差があれば、9年払いのほうが安くなるのは目に見えています。
このように、リース契約期間によって金額は大きく変わってくるので、広告の金額を鵜呑みにするのは危険かもしれませんね。
2.格安中古車カーリース
どうしても「月々一万円で新車に乗れる!」というCMが多く、新車のカーリースが目立ちがち。
ですが、実は中古車のカーリースもあるんです。
中古車の格安リース会社は、次のようなところがありますよ。
などなど。
そもそもが中古車ですから、同車種で比べたら当然中古車の方が安くリースできる、と考えられますよね。
そのため、中古車の場合は月一万円を切るカーリースがあるのもうなずけます。
中古車をリースする際に気をつけるべきポイントとしては、次のようなものが挙げられます。
注意ポイント
- 希望の車種・オプションのついた車があるとは限らない
- 車種の状態は要チェック
1.希望の車種・オプションのついた車があるとは限らない
中古車という特性上、常に希望の車種があるとは限りません。
さらに言えば、リース会社で所有している中古車がリース対象になるので、細かい希望がある場合は車探しに難航してしまうことも。
ですが、逆に言えば希望の車種があった場合はチャンス。
良い中古車と出会えれば、格安でリースできる可能性がありますよ。
2.車種の状態は要チェック
また、車種の状態は良くチェックしましょう。
中古車ゆえ、個体によって状態は様々。
ネット申し込みの場合、現車確認することは難しいかもしれませんが、第三者機関による車両検査表を提示してもらうことができます。
Q:車両の状態は契約前に教えてもらえますか?
A:車両の状態(内外装、機関部など)については、車両検査専門の第三者機関が発行する車両検査票(状態図)等を用いてご契約前にご確認いただき、ご納得いただいた上でご契約手続きに進んでいただいております。
引用:オリックスカーリース・オンラインより
こうした情報をもとに、車種の状態をしっかり確認しておきましょう。
所有者はあくまでリース会社ですから、あまり過敏にならなくてもいいかもしれません。
ですが、長い期間使うことになる車ですから、気持ちよく乗り続けるためにも事前確認はしておきましょうね。
結局のところプランによってリース料は大きく変わる
上でも紹介したように、「新車が月々一万円」というリース契約は、ボーナス払いが発生することがほとんど。
ずっと一定額で乗り続けるには、もう少し月額費用がかかることになりますね。
どれだけの期間、どれだけの距離を走るのかなど、住んでいる場所や使い方で大きく変わってきます。
リース料で損をしないためにも、車をどのように利用するかをあらかじめ考えておくのがおすすめ。
その上でそれぞれの会社から見積もりをとれば、実情にあったリース料を提示してもらえることになります。
「格安」という言葉だけに惑わされず、自分にあったリースプランを見つけていきましょう。
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おわりに
格安のカーリースには、やはり安いなりの理由があります。
値段は安ければ安いほうが良いかもしれません。
ですが、安さに惑わされて長期契約を組み、「やっぱり違う車にしておけばよかった・・・」となってしまっても時既に遅し。
よく考えて契約するようにしましょうね。
その点、もしも中古車で条件にあった車種がリースに出てきたときは、格安で乗れるチャンスかもしれませんよ。
自身に合ったプランのカーリースで、快適なカーライフを送りましょう。