月々一定額で利用できて、「生活費の見通しが立てやすい」と人気のカーリース。
ですが、田舎や地方でカーリースをしてみようと考えたとき、次のような疑問がわいてきます。
- 近くにはカー用品店もガソリンスタンドも少ない・・・
- 走行距離制限があるって聞いたけど大丈夫かな?
- こんな田舎でもカーリースしてメリットある?
などなど・・・。
都会は何でもそろっていますが、田舎や地方では不便なことが多々あります。
「ちょっとそこまで」の距離感覚がだいぶ違ったりすることもしばしば。
そこで今回は、田舎や地方でカーリースをする場合に考えておくべきポイントを紹介していきますね。
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田舎や地方で車をリースする際に考えておくべき3つのポイント
田舎や地方でカーリースする際に考えておくべきポイントは、次の3つ。
ポイント
- 月間走行距離の確認
- メンテナンス対応店舗の有無
- 雪国ならでは!冬タイヤの有無
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.月間走行距離の確認
最も大切なのは、実際に自分が走る月間走行距離の確認です。
ほとんどのリース会社では、月間走行距離の上限が定められています。
多くの場合、次の走行距離別にプランが設定されていますよ。
- 500km/月
- 1,000km/月
- 1,500km/月
毎月測られるわけではありませんから、正確には返却時の総走行距離数ということになります。
月間1,500kmで5年契約した場合の総走行距離は次のような計算で算出できます。
走行距離計算例
1,500km/月×5年×12か月=90,000km
この場合、返却までに最大90,000km走らせることができます。
ここで問題になるのは、走行距離上限を超えてしまうと追加料金を請求されてしまう、ということ。
その理由は、リース契約時に返却時の見込み査定額(残価)を設定しているから。
設定した残価分があらかじめ値引きされた状態で月額費用が決まるため、想定以上に走られると査定額に影響が出てしまうんです。
田舎や地方だと、どうしても一度に走行する距離が伸びがち・・・。
自分の場合はどれだけ走るかの目安を、次のような項目を確認して走行距離を確認しておきましょう。
注意ポイント
- 通勤距離
- 週末のショッピングなどでの移動距離
- 年間の旅行などでのおおよその移動距離と回数
などなど・・・。
お子さんが部活などをされている場合は、日々の送迎や遠征のことも考えておくべきかもしれませんね。
私の例で月間走行距離を計算すると、次のようになりました。
走行距離例
- 通勤:往復30km×20日=600km
- ショッピングなど:往復80km×4週=240km
- 旅行など:600km×2回÷12か月=100km
- 合計:960km
ギリギリ1,000kmの枠の中におさまる計算になりました。
しかし、私自身山間の田舎に住んでいるため、市街地までは20kmほど離れている状況。
大きな買い物となると、40kmほど先にあるショッピングモールまでいかなければなりません。
途中で寄り道して他の買い物も済ませようと思うと、思いのほか距離が伸びてしまう、なんてことも。
また、もしものけがや病気などの際にも送迎が必要になりますよね。
病院が近くにない場合は、もしものことを考えて+100km/月くらいの余裕はみておくべきでしょう。
計算上ギリギリ、というのであればワンランク上のプランを選択するのが無難かもしれませんね。
2.メンテナンス対応店舗の有無
リースのメンテナンスパックに加入すれば、メンテナンス費用も毎月一定額で利用できて便利です。
しかし、田舎となると「メンテナンス対応店舗」がないと、そのメリットを十分に得られなくなってしまいます・・・。
契約前に、どのお店がメンテナンスパックで対応可能なのかを確認しておく必要がありますよ。
たとえばコスモマイカーリースの場合、コスモ石油でないとメンテナンスしてもらえないような印象を持ってしまいがちですよね。
ですが、公式には次のような案内が掲載されていました。
Q.近くにコスモ石油のSSがない場合にどこでメンテナンスをすればいいですか?
A.お客様のご自宅のお近くの弊社提携修理工場にてお受けいただきますので、お近くに弊社SSが無い場合でもメンテナンスパックをお付けいただけます。
引用:コスモマイカーリース公式
コスモに限らず、リース会社では提携している整備工場が設定されていることが多くあります。
近くの整備工場でもメンテナンス対応可能かどうか、確認しておきましょう。
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3.雪国ならでは!冬タイヤの有無
田舎の中でも、特に雪が降る地域で心配になるのが冬タイヤ。
メンテナンスパックに全てコミコミ、と思い込んでしまうと見落としがちな項目です。
契約時に必ずメンテナンスパックの項目を確認しましょう。
その中に「タイヤ」とはあっても「冬タイヤ」がなければ対象外となり、別途用意しなければなりません。
実際、冬タイヤ代は含まれていないことがほとんど。
ですが、リース会社によってはオプションで対応してくれることもあります。
Q.冬タイヤを付けることはできますか?
A.ご自身にてご用意していただくか、リース料に含めることも可能でございます。冬タイヤの金額に関しましては別途ご相談ください。 ※当WEBサイトでのお見積りには冬タイヤ料金は含まれておりません
引用:コスモマイカーリース公式
自分で購入するとなるとタイヤ代はもちろん、ガレージも埋まってしまいます。
冬タイヤを含んだ見積りをとってもらって、費用対効果を考えておきましょう。
田舎暮らしでも利用条件に当てはまればカーリースはアリ
まずは、ここまで紹介したポイントを確認してみましょう。
ポイント
- 月間走行距離の確認
- メンテナンス対応店舗の有無
- 冬タイヤの有無
こうした自分の使用環境を確認して、そのうえで見積りをとってもらいましょう。
繰り返しになりますが、この中でも「走行距離」が特に重要です。
メンテナンス対応店舗がちょっと遠いくらいなら許容範囲だと思います。
しかし走行距離に上限がある以上、それ以上の走行距離になるようならリースはおすすめしません。
逆に、条件に当てはまるようなら田舎や地方でも車をリースする選択は十分アリですね。
おわりに
一番大事なのは、自分自身の車の使い方です。
カーリースの各種条件が自分の使い方・ライフスタイルに合っていれば、月々一定額でお得に車に乗ることができますよ。
まずは一度自分の使い方を振り返ってみて、カーリースにするか、それとも購入したほうが良いかを検討しましょう。