月額定額でサービスを利用できる、サブスプリクションサービス。
サブスクリプションとは、英語で「予約購読」や「会費」などの意味を持ちます。
近年は、Apple musicやhuluなどの音楽・動画配信など幅広いジャンルでサービスが増えましたよね。
自動車業界でも参入企業が増え、最近ではトヨタの「KINTO」や中古車ガリバーを運営する株式会社IDOMの「NOREL」など、続々とサービスがスタートしました。
しかし、車関連のサービスはカーリース・カーシェア・レンタカーなど種類が多いですよね・・・
正直「何が違うのかよく分からない」という人も多いのでは?
そこで今回は、
- サブスクとリース/カーシェア/レンタカーとの違い
- 車のサブスプリクションのメリット・デメリット
について、ご紹介します。
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カーリースとサブスクリプションの違い
月額料金で車を利用できる、近年人気のカーリース。
月額には車税や諸費用なども含まれ、車サブスクリプションとよく似たサービス内容です。
カーリースも「定額サービス」なので、言葉だけ見るとサブスクリプションと同義であり…
各リース会社で契約内容も多種多様にわたり、2つの境界はどんどん曖昧になってきているのが現状です。
自社のサービスを「カーリース」と「サブスクリプション」。
どちらで呼ぶかは各リース会社の自由です。
しかし、それぞれのサービスや訴求ポイントには、下記の違いが見られます。
リースとサブスク違い
カーリース | サブスクリプション | |
---|---|---|
車種 | リース会社指定の車のなかで 好きなものを選ぶ | リース会社指定の車のなかで 好きなものを選ぶ |
任意保険 | 自分で契約が必要 | 保険料がリース料金に含まれる |
契約期間 | 3・5・7年など長期 | 数ヶ月〜数年など短期 |
途中解約 | 原則なし | 清算金はかかるが可能 |
契約満了後 | 延長・買取・返却など選べる | 車を返却 |
※あくまで一例です。契約内容は各リース会社により異なります。
これを見ると分かる通り、もっとも異なる点は、保険の契約と契約期間の長さですね。
途中解約がラフにできるのか否かというのも大きな点だと言えるでしょう。
各サービスの訴求ポイント
- カーリース:一つの車に長く乗りたいけど、費用面や今後のライフスタイルで悩んでいる人
- サブスクリプション:新車や高級車を手軽に楽しみたい、色々な車に乗ってみたい、短期間だけ利用したい人
ただし、サブスクサービスでも、契約後すぐに解約や乗り換えをしようとすると、清算費用がかかってしまいますので注意です。
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カーシェア・レンタカーとサブスクリプションの違い
車のサブスクリプションとカーシェア・レンタカーの大きな違い。
それは、車の利用期間です。
車の利用期間の違い
- サブスクリプション:数ヶ月〜数年の契約
- カーシェア:短時間(分単位)の利用
- レンタカー:数時間〜数日の利用
旅行や買い物、引っ越しなどでちょっと使いたいくらいなら、カーシェアやレンタカーも良いですね。
それこそ、タイミングによっては、自分ではとても買えないような超高級車に乗れることもあります。
しかし、場合によっては希望の車を借りられなかったり、混雑していて車自体借りられないことも。
また、カーシェア・レンタカーは、車使用後に毎回元の場所に返す必要があります。
※事業規模の広い会社では、乗り捨てサービスを行っている会社もあります。
その点サブスクリプションは、車をマイカーの様に自宅保管し、好きな時に乗ることができます。
サブスクリプションは、カーシェアやレンタカーよりも自由度が高く、車を購入するよりもカーライフを手軽に楽しめるサービスなのです。
車のサブスクリプションサービスとは
車のサブスクとは
- 頭金0円で
- 月額の定額料金を支払って
- マイカーのように車が使える
以上のようなサービスを指します。
利用者が月額で購入するのは、「車本体」ではなく「車を利用する権利」。
契約期間満了になれば車を返却し、また新たな車に乗ることができます。
繰り返しですが、呼称の違いだけで、カーリースとの違いは曖昧となっています。
メリット1.月々安定した支払いができる
サブスクリプションの大きな魅力は、車にかかる費用を月額払いで一定にできること。
月額料金には、車購入時にかかる様々な費用が含まれています。
月額料金に含まれる主な内容
- 車両代
- オプション費用
- 車両登録費用
- 自動車税
- 定期点検
- 車検料
- 保険料(自賠責・任意保険)
※各サービスにより違いあり
車を所有していると、ネックになる車検や保険料など大きな出費・・・
その大きな出費を月額一定で支払えるので、家計の管理がとても楽になりますよ。
ただし、駐車場だけは自分で用意する必要があります。
自宅に駐車場がなければ、駐車場費用が別途かかるので注意しましょう。
メリット2.変化するライフスタイルに合わせて利用できる
今は車が必要だけど、この先ずっと必要かわからない・・・
そんな場合でも、短期間の利用が可能なのがサブスクリプションサービス。
- 子どもが小さい間だけ
- 地方に転勤している間だけ
- 試しに車がある生活をしてみたい
など、利用者のライフスタイルに寄り添って車を便利に利用できます。
若い世代だけでなく、免許返納を視野に入れて車を探す高齢者にも安心のサービスです。
メリット3.常に新車や高級車に乗れる
サブスクリプションの特徴は、新車や高級車など乗りたい車を自由に選べること。
契約期間は数ヶ月〜数年と短いので、常に新車に乗り続けられます。
「一つの車を愛着持って長く使いたい」という人は、惹かれないかもしれませんが・・・
新しいもの好きや色々な車を試したい人には、ピッタリのサービスです。
デメリット1.契約満了時は車を返却
車の所有権を持つのは、利用者ではなくリース会社です。
契約期間満了後、利用者はリース会社に車を返却しなればなりません。
返却時は原状回復が条件なので、車の改造・カスタマイズは禁止。
また、万が一破損があった場合は綺麗に修繕する必要があります。
デメリット2.中途解約は原則禁止
サブスクリプションは、一度契約すると原則として中途解約はできません。
もし解約するならば、違約金が発生する場合があります。
しかし、この点についてはリース会社によって設定が様々。
例えば、トヨタの「KINTO」は、
- 死亡
- 免許返納
- 海外転勤などで運転できなくなった
という場合は、車両返却のみで解約可能です。(車両状態による)
また、株式会社IDOMの「NOREL」は契約期間中でも90日間利用すれば違約金なしで解約可能。
契約前に、しっかりチェックしたいポイントです。
まとめ
「人生で一番高い買い物」といえば、車が思い浮かぶ人も多いかもしれません。
しかし近年、車は「所有」するのでなく「利用」する物という意識が高まっています。
車が欲しい=新車購入ではなく、まずは様々なサービスも合わせて検討すると良いでしょう。
長い目で未来の暮らしを計画し、自分に合った車選びをしてくださいね♪