車は高い買い物。
しかも、乗れば乗るほど走行距離が伸び、時間が経つほど価値が下がっていく消耗品です・・・。
だからこそ、「どうせ乗り換えるなら少しでもお得なタイミングで買いたい!」と思ってしまいますよね。
そこで、車の買い替えにおすすめの時期やタイミングについて紹介していきます。
車の買い替えにおすすめの時期・タイミング3選
車の買い替えにおすすめの時期・タイミングは次の3つです。
ポイント
- 5年目または7年目の車検前
- 3月・9月の決算期
- 結婚・出産などライフスタイルが変わるとき
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 5年目または7年目の車検前
車の乗り換えを考えるタイミングとしては、車検前が基本。
中でもおすすめなのは、5年目・7年目の車検前です。
その理由は次の3つ。
- 車検・メンテナンス費用がかさんでくる
- 下取り・買取価格がつきやすい
- 現行の新車性能がアップしている
1-1.車検費用がかさんでくる
新車登録から3年で1回目の車検、それ以降は2年ごとに受ける必要があります。
車検は他のメンテナンスなどと違い、税金・整備費用・自賠責保険料などが一気にかかるため、多くの費用がかかってしまうんですよね。
特に乗り始めてから時間が経てばたつほどメンテナンス項目が増えてしまいます。
3年、5年は特に問題はないかもしれませんが、7年、9年と経つとどんどん費用がかさんできます・・・。
1-2.下取り・買取価格がつきやすい
下取り・買取価格も年々下がってしまうもの。
自動車の法定耐用年数は普通車で6年、軽自動車で4年。
車種にもよりますが、普通車で7年を超えると価値が一気に落ちてしまい、下取り・買取価格がつきにくくなってしまうんです。
売却することを全く考えていないのなら乗り潰す気で9年、11年と乗り継いでもいいかもしれません。
ただ、上で紹介したようにメンテナンス費用がかさむことをお忘れなく・・・。
1-3.現行の新車性能がアップしている
さらに、5年・7年前の車種と現行車種では同クラスのものでは性能差が出てきます。
例えば、ホンダ・フリードの2014年モデルと2019年モデルの同価格帯グレードを比較すると、次のような差があります。
ホンダ・フリード | 2014年モデル | 2019年モデル |
グレード | 1.5Gジャストセレクション | 1.5Bホンダセンシング |
燃費 | 16.0km/l | 19.0km/l |
バックカメラ | あり | なし |
その他安全装備等 | 横滑り防止 | 横滑り防止・ホンダセンシング(衝突軽減装置・レーンアシスト・車間距離自動制御システム等) |
2019年モデルは2014年モデルに比べて下のグレードになっているため、バックカメラがついていない点ではマイナス。
ですが、それ以上に燃費性能が3km/lもアップし、さらには先進安全装備まで充実しています。
5年も経つとここまで性能差が生まれるモデルもあるんですよ。
というわけで、ベストな買い替えタイミングは5年目・7年目の車検前がおすすめ。
そのためにも、車の車検時期はしっかり把握しておきましょう!
2. 3月・9月の決算期
買い替えのおすすめの時期は3月または9月です。
多くの販売会社では3月は本決算、9月は上期決算月。
そのため、より多くの収益を上げたいと思っているのはどこの会社も一緒。
競合他社との競り合いに勝ちたいと思っているため、値引き交渉しやすくなる時期ですよ。
ただし、注意しなければならないのは「3月・9月には車が登録されなければならない」ということ。
販売店側からすれば、車が登録されてはじめて販売台数にカウントされます。
契約から納車までは速くても3週間前後かかってしまいますし、人気車種ならそれ以上かかってしまうことも。
この場合、3月に商談しに行っていては間に合いません。
さらに言えば、春先は新社会人の自動車需要などで販売店が混み合うのは必然。
乗り換えを視野に入れているなら、余裕をもって2か月前の1月・7月には商談を始めることをおすすめします。
ちなみに、軽自動車の場合は事情がちょっと変わります・・・。
軽自動車なら3月登録はおすすめしない
3月がおすすめと書きましたが、軽自動車を購入予定なら3月はおすすめしません。
その理由は、ズバリ「軽自動車税」。
軽自動車税は毎年4月1日時点で登録されている車の所有者に課され、その年の軽自動車税を1年分一括で支払わなければなりません。
それを逆手に取って、4月2日以降に登録してしまえばほぼ1年間税金を支払うことなく車に乗れちゃいます。
9月登録でも半年分の軽自動車税が浮くため、軽自動車の場合は9月がおすすめですね。
逆に、軽自動車を手放すときには4月1日以前に名義変更または廃車すれば課税されずに済みますよ。
なお、普通自動車の場合は毎年6月1日時点で登録されている車に1年分の自動車税が課されます。
ですが、年の途中で車を購入する場合は諸経費として月割りで支払う必要がありますので、このような技は使えません。
3. 結婚・出産などライフスタイルが変わるとき
車を乗り換えるタイミングとして、結婚・出産などでライフスタイルが大きく変わる時がおすすめ。
それまでは「独身だったから足になるならどんな車でもいいや」と思っていたとしても、
- 家族が増えて乗る人数が増える
- 夫婦で運転できるようにお互いに運転しやすい車にしたい
- 妻が妊娠しておなかが大きくなってきたので乗り降りしやすい車がいい
などなど、様々な理由で使いづらくなってきます。
狭い車にぎゅうぎゅうで乗るのはストレスもたまりますし、何より安全性が心配。
かかるコストもそうですが、人命には代えられません。
結婚が決まった・妊娠がわかった時点で、先を見越して余裕をもって乗れる車を検討しましょう。
事前に考えておけば、上で紹介した車検や購入時期をあわせやすくなりますよ。
ライフスタイルに合わせてカーリースするという選択肢
最近話題になっているカーリース。
もしも、次のような理由で使用する期間が決まっているならカーリースという選択肢もありかもしれませんよ。
注意ポイント
- 子供が小さいうちだけ大きい車に乗りたい
- 部活の遠征が多くなるけど子供が高校に通っている3年間だけだし・・・
などなど・・・。
おむつ交換がしやかったり、遠征に行くために便利なのはミニバン。
ですが、実際にはほんの数年しか使用しない・・・。
そんなときは、3年〜7年で契約期間の選べるカーリースがおすすめです。
たった3年しか乗らないのに大きい車を購入するとなると、一度に支払わなければならない金額が大きくなってしまいますよね。
その点、カーリースなら毎月一定額の支払いをするだけで済みますし、何より手続きが楽なのが嬉しいですね。
ライフスタイルの変化に柔軟に対応できるカーリース。
一度検討してみてくださいね。
\固定費で家計が安心/
※車検費用とサヨナラ
おわりに
まとめると、車の買い替えにおすすめの時期・タイミングは次の3つ。
ポイント
- 5年目または7年目の車検前
- 3月・9月の決算期
- 結婚・出産などライフスタイルが変わるとき
特別な事情がない限り、車検前が一つの区切りとして考えておき、車の車検時期を把握しておくのがおすすめです。
ライフスタイルに合わせて、計画的に車の購入を検討していきましょうね。