車の洗車は晴れている日にするものだと思っていませんか?
きれいに洗ってピカピカに磨かれた愛車を眺めるのは嬉しいものですよね。
そんな中で「雨で洗車をしたい!」というツワモノを見つけました!
降っている雨を利用してシャンプーして、それを雨で洗い流すのです。
驚きの光景ではありますが、調べてみると意外にも理にかなった方法のようです。
果たして雨を利用して洗車をすることはできるのでしょうか。
それぞれメリットとデメリットが見えてきましたので紹介していきます。
雨で洗車をしている人たちのリアルな意見
洗車してピカピカにしたときに限って雨が降るんですよね~。
せっかくきれいにしたというのに、なんだか残念な気分になります。
それとは裏腹に、雨が降って洗車できてラッキーと思っている人たちもいるんですよ。
今の雨で車洗車できたな
もう洗わんでええわ金浮いた🙃— YK☆DSC400 (@y23871707305j) May 23, 2019
めっちゃ汚かったのに雨で洗車してもらっちゃった🤭 pic.twitter.com/WQlmG6ZjEn
— м i и a м i (@The7thBlues__) May 21, 2019
長野駅前からおはようございます。雨が落ち着いてきた長野市です。
昨日から大雨がハンパなかったですけど、ボクにとっては嬉しいことでもあるんです。何故なら大雨は簡単な洗車代わりにになるから(笑)
ボクは洗車しないのでホントに助かります!
今日も楽しく考えながら笑顔で過ごします。 pic.twitter.com/WHV1grOdZI— 倉石竜也 5/28白馬で開催 短パンフェスの広報 長野支部 (@KURAKAN) May 21, 2019
数週間洗車して無いけど雨でめっちゃ綺麗になってやんの pic.twitter.com/awjOolvi4E
— うーちゃか (@hks1error) May 15, 2019
意外にも雨を洗車代わりにしている人が多いこと!!
水道も使わないからお金がかからないし、とてもエコになりますね。
シャワーで水をかける必要がないのはとても楽ちんです。
しかし、雨を使った洗車にはメリットとデメリットがありそうです。
雨で洗車をするメリット
まず雨を使った洗車のメリットからみてみましょう。
メリット
- 水をかける手間とお金がかからない
- 汚れを落としやすい
- ご近所さんに迷惑にならない
詳しくみていきますね。
1.水をかける手間とお金がかからない
雨が自然のシャワーになってくれるので、シャンプー後に水をかける手間がなくなります。
1から順番に洗車するのはなかなか大変です。
時間を短縮できるのは嬉しいですね。
そして水道を使わないので料金はかかりません。
自宅の駐車場でできてしまうので、ガソリンスタンドの洗車機にかける代金も必要ありませんね。
2.汚れを落としやすい
これが雨で洗車するときの最大のメリットではないでしょうか。
フロントガラスにこびりついた虫の跡や鳥のフンなどはなかなか落とせないですよね。
それを乾いている状態でこすってしまうと傷の原因になってしまいます。
ところが雨が降っている状態なら、しつこい汚れを浮かせることができます。
ゴシゴシと強くこすらなくても、スルッと落とすことができますよ。
また車体に付いた砂やほこりなどの軽い汚れも洗い流すことが可能です。
ちょっとした汚れを落とすだけでいいなら、雨の日の洗車はバッチリです。
3.ご近所さんに迷惑にならない
普段洗車するときは、ご近所さんのところに水がかからないか、何かと気を遣うものです。
でも雨の日ならすでに辺りは水に濡れていますし、シャワーをかける必要ないのでご近所さんのところまで水が行ってしまうということはありません。
まわりに迷惑をかけるかもという余計な気苦労は減りますね。
ただし、雨の中の洗車だとご近所さんに変な目で見られる可能性はあります・・・
- 洗車にお金をかけたくない
- 時間を短縮したい
- 軽い汚れが落ちればいい
という人は雨で洗車をするメリットを十分受け取れますよ!
雨で洗車をするデメリット
次に雨で洗車をするデメリットをみてみましょう。
デメリット
- 走行中は逆に汚れる可能性がある
- まとまった雨量がなければ逆効果
- 全体がきれいにならない
- 自分自身も濡れてしまう
- ワックスやコーティングをするには不向き
デメリットとともに注意点とも言えるものです。
雨で洗車をしてみたい人は事前に確認しておくと失敗がないですよ。
1.走行中は逆に汚れる可能性がある
雨の中、走行中に洗車を兼ねるというのは、逆に車体が汚れてしまう可能性が高いです。
水たまりの上を走ることで足まわりや下まわりは、ある程度きれいにすることはできます。
しかし、それはきれいな水たまりであればの話です。
道路の砂ぼこりや泥を含んだ水の上を走ると車体の後方部分が汚くなってしまいます。
茶色い水玉模様だらけになってしまうのです。
それでは洗車代わりにするより、むしろ本格的な洗車が必要になってしまいます。
走行中に雨が降っていても洗車代わりにはならないので、自宅などの駐車場に停車した状態でするほうがいいですよ。
2.まとまった雨量がなければ逆効果
そして、まとまった雨量がなければ、ほとんど効果がありません。
弱い雨だと汚れを浮かせることができても、洗い流す力がないのです。
そのため、浮いた汚れが再び乾いて茶色い水玉模様で残ってしまいます。
これでは余計に汚く見えてしまいますね。
またシャンプーの洗剤を使った場合は、しっかりと流しきれていない可能性が高いです。
きれいにシャンプーしたつもりが、洗剤が白く残ってしまうようでは二度手間ですよね。
最悪、シミになって残ってしまい、取り返しのつかない事態になることもあるので注意が必要です。
雨の中で洗車をするときは、事前に降水量を確認して弱い雨のときは避けたほうがいいでしょう。
大雨と言われるくらいの雨が数時間続くようなときにするのがおすすめです。
3.全体がきれいにならない
雨での洗車は自然の力を使うので完璧ではありません。
頑固すぎる汚れは落ちない可能性もあります。
そして、雨は上から降るので車の屋根はきれいになるけど、ドアまわりの側面は汚れたままということも起こります。
さらに細かい部分の汚れにも行き届かないです。
ですので「それなりにきれいになればいい人」にはおすすめできますが、完璧な洗車を求めるなら思った通りの効果を得られないかもしれません。
4.自分自身も濡れてしまう
雨の中でシャンプーをすると、当然自分自身も濡れてしまいますね。
経験者の中には大雨の中、ずぶ濡れになりながら洗車をしたという人も・・・
雨で洗車をするなら雨用の道具を用意して濡れないような格好でするようにしましょう。
- 傘
- 雨がっぱ
- 長靴
- 防水手袋
傘をさしながらだと服や足元が濡れてしまう確率が高いですね。
片手だけでやるのは動きにくいですし、時間もかかってしまいます。
雨がっぱや長靴などを用意して濡れてもいい身支度でするといいですよ。
くれぐれも風邪を引かないように注意してくださいね。
5.ワックスやコーティングをするには不向き
通常であれば洗車をしたあとにワックスやコーティングをすることが多いでしょう。
しかし、雨の日は湿気の影響でベタベタしてしまうため不向きです。
できたとしても、本来の効果が薄れてしまうことがあります。
どうしてもしたいなら屋根付きのガレージの中でしましょう。
駐車場に屋根がない場合は雨で流れてしまうのでやる意味がありません。
せっかくワックスやコーティングをして車をピカピカにするなら、晴れている日にするほうがいいですよ。
雨で洗車するときのコツ
雨で洗車するときに失敗しないコツを紹介します。
やってみたい人は参考にしてみてくださいね。
- 弱い雨と降り始めの雨は避ける
- これからの雨予報で強い雨が降ることがわかっている
弱い雨と降り始めの雨は、大気中のほこりが中に含まれています。
その時に洗車を始めると余計に汚れる原因になりますので避けましょう。
小雨が降り始めてしばらく経っていて、この後に強い雨の予報が出ているときが雨で洗車をするチャンスです!
小雨のうちにシャンプーをして、強い雨になったときに洗い流すようにするとスムーズに進みます。
確かにデメリットもありますが、けっこう良いところまできれいにすることは可能ですよ。
でも、春先はちょっと注意が必要です。
花粉や黄砂、PM2.5などが雨に含まれていますので、上記の方法をしたとしてもきれいになりません。
季節でいうと夏と秋がいいかもしれませんね。
雨で洗車したら拭き上げが必要?
雨で洗車したあとに拭き上げは必要なのでしょうか?
屋根のあるガレージがあれば拭き上げすることができますが、そうでなければ濡れっぱなしです。
車体がウォータースポットと言われる水玉模様だらけになってしまってはガッカリですよね。
そもそもウォータースポットは水道水に含まれるカルキやミネラル成分が乾くことで白い水玉模様になります。
拭き上げが必要と言われるのは水道水で洗車をしているからですね。
一方、雨で洗車した場合は降り始めからしばらく経った状態なら,汚れがなくなって本来の雨水になります。
成分も軟水になるので車体への影響は少ないものです。
水道水と雨水の成分は異なりますので、雨で洗車するときは基本的に拭き上げ不要です。
雨の日に通常の洗車をしたときも、水道水の成分を雨が流してくれるので拭き上げは不要ということになりますね。
しかし、すでに塗装が剥げていたり傷が入っている場合、隙間から雨水が入り込みサビが発生するかもしれません。
このような状態なら、なるべくなら拭き上げしてあげたほうが愛車には優しいですよ。
そして「どうしても雨ジミが気になる!」という人は、拭き上げをしたほうがよりきれいになります。
これは好みになりますが、ガレージがある人は拭き上げてもいいかもしれませんね。
拭き上げも普通の雑巾ではなく、拭き上げ専用のタオルを用意したほうが車には優しいです。
普通の雑巾は目が粗く、車体を傷つけてしまう可能性があります。
使うならマイクロファイバー素材などの、柔らかく目の細かい素材のものがおすすめです。
まとめ
雨で洗車をするメリットとデメリットから、自然の力で洗車ができることがわかりました。
完璧を求める人には不向きですが、おおまかにきれいになればOKという人にはぴったりです。
通常の洗車と雨での洗車を使い分けていくのもいいですね。
天然のシャワーをうまく使いながら、効率よく洗車してみてくださいね。